私はこれを「リンゴは赤いから毒」論法と個人的に名づけました。どういうことかというと、こういうことです。
A「リンゴは毒だ。食べたら死んでしまう」
B「なぜですか?」
A「リンゴは赤いからだ。赤いものは毒物だからリンゴは毒なのだ」
B「赤い食物はすべて毒なのですか?」
A「そうだ」
B「ではトマトも赤いので毒なのですね?」
A「トマトは野菜だから違う。リンゴは赤い果物だから毒だ」
B「赤い果物は毒なのですね。では赤いイチゴも毒ということですか?」
A「イチゴは木にならない。リンゴは木になる赤い果物だから毒だ」
B「木になる赤い果物が毒なのですか。では木になる赤い果物であるさくらんぼは毒ですね?」
A「さくらんぼは直径が5cm以下だから違う。リンゴは直径5cm以上だから毒」
これはあくまでたとえですが、こんな方式の議論をする人、いますよね?
他に同じ条件が当てはまる別の例を示して矛盾を指摘しても、その別の例が該当しない条件を追加していけば永遠に間違いを認めずに済む、最強の論法かもしれません(笑)。
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